飛鳥 お福 ブログ

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いつも踊っています♪
日本舞踊家の飛鳥お福です。

突然ですが題名の『よろしゅうおあがり』という言葉。
これは食事の時の会話で出てくるのですが,,,
意味を知らないと、「どうぞ召し上がれ」という印象を受けませんか?(*^^*)
実はこの『よろしゅうおあがり』、「ご馳走さまでした」に対して言う言葉で、言うなれば「残さず良く食べましたね」の様なニュアンスで使われます。
関西の言葉ですね。

内弟子になった頃、関東生まれ関東育ちの私は、大阪の言葉がわからなくて、新しい言葉に当たる度に新鮮な気持ちになりました。
御宗家の食卓では、「ご馳走さまでした」と言うと、必ず御宗家、二代目家元 珠王先生、三代目家元 左近先生に「よろしゅうおあがり」と言われました。
『よろしゅうおあがり』ってどういう意味ですか?
「どうぞ召し上がれ」という意味かな?と思いました。
と、1つ1つ少しずつ言葉を覚えて行きました。

「ご馳走さまでした」に対してかける言葉があるというのが面白いですね。
関西の言葉って、柔らかくて人情や優しさに溢れているなぁと思う瞬間です。

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いつも踊っています♪
日本舞踊家の飛鳥お福です。

あっという間にゴールデンウィークも終わりですね。外出自粛の今、ゆっくり断捨離に勤しみ、たまにウォーキングに出掛けて、マスク越しの外の空気を吸い気分転換。
この季節は藤棚が見事なお宅の藤や、鉄線、あやめ等のお花を楽しむ事ができて癒されました。
どれも紫のイメージの強いお花で綺麗ですね。

さてさて、シンガポールにいる弟から鰻が届きました。
弟の勤務先の系列店で扱っている日本国産の鰻です。なんでもミシュランガイドに掲載されているお店だそうで,,,嬉し。

ということで今回の内弟子ごはんは『うざく』です♪

※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理を紹介します。

『うざく』これは、大阪に行ってから知ったお料理で、細かく切った鰻が入ったお酢のものです。
内弟子になった年の夏、お稽古場近くの市場に鰻を買いに行きました。
半助も貰ってきてねと二代目家元の飛鳥珠王先生に言われ、はて?半助とは???と思いながらてくてく行ったものです。
半助とは、鰻の頭の事で、それを甘辛く炊いて食べます。佃煮の様に柔らかく炊くのとはちょっと違い、骨が残る感じの炊き方です。
お豆腐と一緒に炊いたりして食します。

初めて食べる『うざく』は何とも大人のお料理で、鰻重とは違うさっぱりとした鰻の美味しさを味わえました。
私はけっこう好きなので、今でもお店に入ってメニューにうざくがあると、おぉっ!うざく!と1人、はにかみます(*^^*)

鰻と言えば、やはり夏。
今年の夏は白焼きや、蒲焼きの鰻を少し残しておいて、うざくも作ってみて下さいね。
さっぱりとした鰻も美味しいですよ。

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