飛鳥 お福 ブログ

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いつも踊っています♪
日本舞踊家の飛鳥お福です。

今日の内弟子ごはんは『小田巻蒸し』です(*^^*)
聞き慣れない方、たくさんいらっしゃると思います。
ネットの情報ですが、この小田巻蒸し、大阪の郷土料理なんですって。大阪は船場の商人さんたちが、卵が貴重な時代の晴れの日に召し上がっていたものが広まったそうです。

※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子の時に良く作ったり、思い出の多いお料理を紹介します。

小田巻蒸しとは、どんなお料理かと申しますと…。
茶碗蒸しの中になんと、おうどんが入っているのです。
おうどんが入るので、一般的な茶碗蒸しよりも大きい器で作ります。けっこうボリューミーなお料理ですよ。
麺料理なのか玉子料理なのか、わかりませんね…?
大阪ではスーパーに行くと、パックに入って売っているので、お家でチンしてすぐに食べられます。
具はお好みで。一般的な茶碗蒸しの具で大丈夫です。

小田巻は「苧環 おだまき」の事で、糸を巻いて玉状、環状にしたものです。
日本舞踊の演目に、長唄「賤の苧環 しずのおだまき」という作品がありますが、この作品も「賤の小田巻」と表記されることもあります。
茶碗蒸しの中に入っているおうどんが、この糸を丸めた状態に似てるのでその名がついたそうですよ。

内弟子の時は、朝お稽古場に出勤すると、まずはお昼ご飯のお献立を決めるところからスタートしました。
毎日のお昼ごはんとお夕飯を作っていたのですが、お献立を決めるのは大変で、ネタが尽きるとよく先輩に相談していました。小田巻蒸しも先輩に教えて頂いたお料理です。
内弟子になった当初、お料理をしたことのない18歳の私が、師匠のお宅のご飯を毎日作らせて頂くのは大変でした。
その上、関東と関西では食文化の違いが色々とあるので、慣れるまでは良くわからない事が多くて、失敗した思い出もたくさんあります(*^^*)

小田巻蒸し、関東のスーパーにはもちろん売ってませんよ。
皆さん聞いたこともないと思いますが、茶碗蒸しにおうどんを入れるだけです。おうどんが茶碗蒸しの具だと思えば大丈夫です。茶碗蒸し食べたら中からおうどんが出てくるだけです♪
長唄「賤の苧環」お稽古させて頂いたな。と思い出しました。
いつかどこかで踊らせて頂く事があると良いなぁと思います。

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日本舞踊家の飛鳥お福です。

まだまだ寒いですね。
昨夜から風が強くて強くて。
日中暖かい日もありますが、まだ2月ですからね。寒い季節です。

さてさて今日の内弟子ごはんは『鴨鍋』です。鴨の水炊き。
おネギと、鴨の甘いお肉と脂身が美味しいですよね。
お鍋は、心も身体もあったまりますよね。

※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子の時に良く作っていたり、思い出の多いお料理を紹介します。

えっと。まず始めにお鍋料理なんですが。
実は…実家ではお鍋料理1度も食べたことがなかったんです。すき焼きも、水炊きも、一般的なお鍋料理をやらない家だったので。
内弟子になって、お夕飯の献立が水炊きに決まり、材料も買ってきたんですが、やったことなかったので、お料理の本を見ながら準備した覚えがあります。
食べたこと無いの!?と驚かれました。

昔、お稽古場近くの駒川商店街の先に鷹宮市場というのがあって、市場の中に鳥屋さんがありました。
鶏肉はもちろん鴨肉も売っていて、そこで鴨肉を買ってきて冬場は鴨の水炊きを、良くお夕飯に作りました。
ちなみに、大阪では鶏肉の事を『かしわ』と言うので、最初「かしわ買うてきて。」がわからなくて…。
かしわって聞くと何となく『柏餅』を連想しちゃいますよね(*^^*)
鷹宮市場の鳥屋さんの鴨は、スライスではなくて、水炊き様なのかな?鶏肉の一口大みたいな唐揚げ用みたいな大きさで売っていて、臭みも全く無くてとっても美味しかったです。
お鍋料理も初めてなのに、鴨の水炊きの美味しさは別段で。お出汁と脂が美味しいですよね。
〆は、お雑炊が多くて、珠王先生がお鍋にご飯と溶き玉子を入れてくるくると混ぜてほんの少しだけ蓋をして…。
サラサラのお雑炊に、少し旭ポン酢を入れて頂きます。

水炊きは、鴨の他に鶏肉や鱈などしました。
「水炊き」のイントネーションが関東と関西では違うので、良く先輩に「水炊きって言うてみ」と、からかわれました(*^^*)

また鴨のお鍋頂きたいのですが、なかなか鴨肉売ってる所がなくて。売っていてもスライスした物ばかりですね。
ネットで探したらあるのでしょうけどね。ふふふ。

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日本舞踊家の飛鳥お福です。

新しい年が明けたとたん、グッと冷え込むようになりました。手袋しようかな?と思う日もあります。
そんな寒い日は、こちら!
身体の芯から温まります。粕汁ですよー。

という事で今回の内弟子ごはんは『粕汁』です♪
※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理を紹介致します。

年末、父方の祖父の出身地、新潟県加茂市で唯一の地酒と言われています、萬寿鏡さんの酒粕を頂きました。
これは寒くなったら久しぶりに粕汁を作っちゃうぞ!と、寒さを心待にしていました。
粕汁は、ご宗家の所へ行くまで食べたことがなかったので、初めて食べた時は甘酒の様な香りで、大人なお料理という印象でした。
ご宗家のお宅の粕汁は鮭です。
作り方は、大根、人参、こんにゃく、油揚げ、白葱、甘口の塩鮭をお出汁で煮て、酒粕とお味噌、少しお醤油で味付けします。お椀によそり、お葱と柚子を添えます。
普段の時も公演前のお稽古が忙しい時も、冬場はお夕飯の時にホントに良く作りました。

今回久しぶりに作って食べましたが、なんだかあの頃のご宗家のお宅のホーローのお鍋の柄まで思い出す様な懐かしい感じです。
あ~心も身体も暖まりました。

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あっという間にゴールデンウィークも終わりですね。外出自粛の今、ゆっくり断捨離に勤しみ、たまにウォーキングに出掛けて、マスク越しの外の空気を吸い気分転換。
この季節は藤棚が見事なお宅の藤や、鉄線、あやめ等のお花を楽しむ事ができて癒されました。
どれも紫のイメージの強いお花で綺麗ですね。

さてさて、シンガポールにいる弟から鰻が届きました。
弟の勤務先の系列店で扱っている日本国産の鰻です。なんでもミシュランガイドに掲載されているお店だそうで,,,嬉し。

ということで今回の内弟子ごはんは『うざく』です♪

※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理を紹介します。

『うざく』これは、大阪に行ってから知ったお料理で、細かく切った鰻が入ったお酢のものです。
内弟子になった年の夏、お稽古場近くの市場に鰻を買いに行きました。
半助も貰ってきてねと二代目家元の飛鳥珠王先生に言われ、はて?半助とは???と思いながらてくてく行ったものです。
半助とは、鰻の頭の事で、それを甘辛く炊いて食べます。佃煮の様に柔らかく炊くのとはちょっと違い、骨が残る感じの炊き方です。
お豆腐と一緒に炊いたりして食します。

初めて食べる『うざく』は何とも大人のお料理で、鰻重とは違うさっぱりとした鰻の美味しさを味わえました。
私はけっこう好きなので、今でもお店に入ってメニューにうざくがあると、おぉっ!うざく!と1人、はにかみます(*^^*)

鰻と言えば、やはり夏。
今年の夏は白焼きや、蒲焼きの鰻を少し残しておいて、うざくも作ってみて下さいね。
さっぱりとした鰻も美味しいですよ。

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日本舞踊家の飛鳥お福です(*^^*)

暖かくなったり寒くなったり、落ち着かない毎日で、体調を崩される方も多いのでは無いでしょうか。新型コロナの動向にも注意しながら、今一度健康に気を付けて参りたいと思います。

さて今回の内弟子ごはんは、『お素麺の赤だし』です。

※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理を紹介します。

私の勝手なイメージですが、赤だしのお味噌汁は、料亭やお寿司屋さんで頂く、いつものお味噌汁よりも特別な感じがします。
なめこの赤だし、お豆腐の赤だし、あさりの赤だし、しじみの赤だし、どれも美味しいですが、内弟子の時に良く作っていたのは、お素麺の入った赤だしです。

茹でたお素麺をお椀に入れて、赤だしのお汁を注ぎ、三つ葉と、あれば柚子の皮を添えていました。
お素麺をお汁と一緒に温めてしまうと、味が濃くなってしまいますので、お素麺はお椀に入れて、そこへお汁を注いで下さいね。
あっさりとしていて、赤だしと三つ葉の風味がとても美味しいです。

大阪弁で、おつゆ(汁椀、主にお味噌汁)の事を「おつい」と言います。
大阪弁では「ゆ」が「い」に変わる事が多いらしく
ゆがむ→いがむ
お粥→おかい→おかいさん(お粥は、最終的に、さん もつきます笑)
などなど,,,
「おつい」は今ではあまり使われていないのかも知れないですが、御宗家の食卓ではお味噌汁はおついでした♪

寒い日は温かいおついを飲んで、暖まりましょう。

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さてさて、タイトルの『ハイライ』とは、なかなか耳慣れないお料理の方も多いと思います。
どんなお料理なのでしょうか?

※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子の時に、良く作ったり、思い出深いお料理を紹介します。

関西のどの地域で言われるのか詳しい事はわかりませんが、大阪生まれ、大阪育ちの御宗家と奥様の2代目家元 珠王先生は「ハヤシライス」の事を「ハイシライス」→略して『ハイライ』と呼んでいました。
関西でも年配の方は『ハイライ』と良く使うそうです。
個人的には「ハイカラライス」の略かな?と思ってましたが、「ハイシライス」。
現在、ネットで調べてみても「ハイシライス」らしいです。

牛肉とたっぷりの玉ねぎで作るハイライは、寒い季節にぴったりの煮込み料理です。
公演前の、お稽古が佳境に差し掛かる頃、ハイライ良く作りました。
温めればすぐ食べられるので助かります。
まだまだ寒い時期が続きます。
皆様も温かくて簡単な、ハイライぜひ作ってみて下さいね♪

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朝晩だいぶ涼しくなって参りました。
体調を崩しやすい時期ですね。
昼間、風は冷たいのに、10月の日差しはまだまだ暑く、刺す様な紫外線を感じます。
気温の下がる夕方から、お鍋でコトコト煮込む温かい料理、ご紹介致します。

今日の内弟子ごはんは『チキンのトマト煮』です。
※内弟子ごはんとは?
お福が、内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理をご紹介致します。

御宗家の食卓は、トマトを使ったお料理が多かった様に思います。
内弟子の時は、お昼ごはんとお夕飯を私が作っておりましたが、お稽古や舞台のお仕事の合間に作れる簡単で美味しいお料理が重宝致しました。
新聞のお料理欄や、お料理番組を参考にさせて頂いたこともあります。

《作り方》
●お鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて香りを出す。
●一口大の鶏もも肉を入れて炒める。
●細かく切った玉ねぎとピーマンを入れて炒める。
●トマトの水煮缶とお水少し、コンソメの素を入れて煮込む。
●水分が少し減るまで煮込んだら、隠し味に中華スープの素を入れる。私はウェイパー入れます。

ほぼほぼほったらかしで煮込めば良いので楽です。
多目に作って、次の日はパスタと絡めても美味しいですし、白いご飯にのせても美味しいです!
これはホントにおすすめな、お鍋料理です。

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街は、ハロウィンのディスプレイで可愛らしくなってきましたね♪
ハロウィンからクリスマスまでの時期は、毎年ワクワク。無性にディズニーランドに行きたくなります(*^^*)

そろそろ温かいお料理が恋しい季節。
今日の内弟子ごはんは『すき煮』です。

※内弟子ごはんとは?
お福が、内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理を紹介致します。

すき煮は、2代目家元の珠王先生との思い出があります(*^^*)
19歳の時、大阪ドームでのイベントに私だけ出演させて頂く事になりました。
その日は、夜からの練習のため、夕方までにお夕飯のすき煮を作り、先に1人で頂く事になりました。
急いでお夕飯を作り、自分の分を目についたお皿にささっとよそって食卓に並べました。
そこへ様子を見にいらした珠王先生から、
「1人で頂く時も、ちゃんと綺麗な器によそって頂きなさいや。」と、おっしゃって頂き、私の大好きな薄紫色の器に盛り付け直して下さいました。
そして、お鍋の中に玉子を落として、半熟玉子を作って下さり、お皿に添えて下さいました。
珠王先生の温かいお心に触れ、トロトロの半熟玉子がとっても美味しくて、嬉しかったのを覚えています。

御宗家も珠王先生も、常々、心の豊かな芸術家にと、おっしゃって下さり、色々と教えて頂きました。
とにかく、感動!感動!!感動!!!どんなことにも美しいと感じ、感動する心が大切という事を教わりました。

大阪ドームのイベントは、私の人生においても、大きな誓いをさせて頂いたイベントでした。
あの日、会場で誓った事は今でもハッキリと覚えていますし、1日たりとも忘れたことはありません。
ここに書く事はできませんが、その誓いが私を支えてくれて、今日まで踊らせて頂けているのだと思います。

今日も、すき煮に半熟玉子を添えて。
あの日の珠王先生の優しさを思い出しながら頂きました♪

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9月も終盤。大分と朝晩は涼しくなって参りました。
昨日、部屋の模様替えをしました。朝起きて見慣れない部屋を見て、何だか心機一転!ウキウキしております。非常に単純です(*^^*)

さて今回の内弟子ごはんは
私の所属しております舞踊団「日本舞踊アカデミーASUKA」の大先輩であり、内弟子の大先輩でもあります、飛鳥峯広さんに教えて頂いたサラダです。
※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子時代に良く作ったり、思い出の深い料理を紹介します。

このサラダは、峯広さんのお宅にみんなで遊びに行かせて頂いた時に兄さんがササッと作って下さいました。
美味しかったのでレシピを教えて頂き、その後、御宗家の食卓にしばしば登場させておりました。

《作り方》
●キャベツを千切りにする
●ちくわを3ミリくらいに薄く切る→丸いままだと切ったそばから転がってしまうので、縦半分に切っても良いですよ
●ツナ缶のオイルを絞っておく
●キャベツ、ちくわ、ツナを混ぜ合わせ、塩コショウを少なめにふる
●最後にマヨネーズで和える

切って混ぜて和えただけ(笑)簡単シンプルです。
シンプルで美味しいのが1番です。

峯広さんは普段からとってもお洒落なお兄さんなので、当時お邪魔したお宅も、こだわりの水屋(食器棚)や、漆器、インテリアなどセンスの良い空間でした。
若い頃、峯広さんには事あるごとに相談したり色々とお話ししていたので、私の性格等、もしかすると1番良くご存知な先輩なのかも,,,(^-^ゞと思っています。

大阪を離れて3年が経ちました。
あんなに毎日の様にお会いしていた先輩方の事を思うと、ちょっと寂しいですね。
きっと、秋の気候がそんな気持ちにさせるのですね。

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いつも踊っています♪
日本舞踊家の飛鳥お福です(*´ω`*)

前回のブログから、1週間も経たずに大分涼しくなりました。湿度は多目ですが、クーラー無しでも大丈夫な日がありますね。

最近、「べしゃり暮らし」というドラマが好きで毎週楽しみにしております。
第5話の藤川則夫役の尾上寛之さん。
家族のシーンや飲んでるシーン。すっごい雰囲気があってめちゃめちゃ素敵です!
他の作品もぜひ拝見させて頂きたいと思っております♪

さてさて、今回は。立て続けに「内弟子ごはん」シリーズでございます(笑)
※内弟子ごはんとは?
お福が、内弟子時代に良く作ったお料理や、思い出の深いお料理を紹介させて頂きます。

『納豆お蕎麦』
これは、冷やしで頂くので、暑い夏のお昼ごはんに良く作りました。私は納豆好きなので、自ら2代目家元の珠王先生に納豆お蕎麦をよくリクエストして、お献立を決めて頂きました。

●作り方
茹でたお蕎麦を、冷たく氷水でしめる
納豆、天かす、ネギや茗荷などの薬味を乗せます
薄めていないめんつゆを少しかけます

良く混ぜて頂くのも良し、そのままそっと頂くのも良し!です。

めんつゆですが、ヒガシマルの「めんスープ」という、関西では主流のめんつゆがものすごく美味しいです。冷たいお蕎麦もお素麺もこのおつゆさえあれば完璧だと、私は個人的に思っております。

関西では納豆に生卵を入れて頂く事が良くあるそうですが、御宗家の食卓も白い御飯の時は生卵を入れていました。この納豆お蕎麦の時は入れません。
薬味のところへ、うずらの卵を落としても良いですね。美味しそうです。とろろも合いそうですね。
天かすが入るので、油の香りでサッパリだけではない一品になります。
美味しいですよ。

内弟子ごはん。簡単に作れるお料理しかご紹介していない気がしております(笑)

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いつも踊ってます♪
日本舞踊家の飛鳥お福です(*^^*)

暑さ寒さも彼岸まで
と言いますが、お彼岸まであと1ヶ月ほどありますので、まだまだお暑うございます。
今日も湿度の高い暑い1日でした。
こんな暑い季節は、サッパリとした酢の物が美味しいですね。

今日の内弟子ごはんは
蛸のお酢の物「たこ酢」です♪

※内弟子ごはんとは?
お福が、内弟子時代に良く作ったお料理や、思い出の深いお料理を紹介致します。

私は小さい頃、酸味が苦手で、お酢を使ったお料理や、マヨネーズ、酢飯など食べられなかったのですが、御宗家とお食事を共にさせて頂くうちに、好き嫌いも無くなり、お酢の物も美味しく頂ける様になりました。
特に、2代目家元の珠王先生が作る「紅白なます」がとっても美味しくて!
お正月に、珠王先生が毎年、おせち料理を手作りされるのですが、その中の紅白なますが、本当に楽しみでした♪

《たこ酢》
材料,,,蛸、ワカメ、お酢、だしの素、白だし、お砂糖
基本的にこれだけですが、最近は、お出汁が効いたお味の方が美味しいと思い、だしの素少し多目にしています。

器に盛る時に、木の芽や、針生姜を上に飾るとキレイで美味しいです。

たこ酢も、夏場に良く作りました。定番の一品ですね!
簡単なので、ぜひお出汁多目で作ってみて下さい。

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日本舞踊家の飛鳥お福です。

言うまでもありませんが、暑いですね。
この時期のお着物での外出は、とてもとても暑いです。
トロトロに溶けてしまいそうです。

※内弟子ごはんとは?
お福が内弟子時代に良く作ったごはんや、思い出の深いごはんをご紹介させて頂きます。

今回の『内弟子ごはん』ですが、トマトが美味しいこの時期にぜひオススメの一品です。
実にシンプルなお料理ですが、深い味わいです。

作り方
オリーブオイルでスライスしたニンニクを炒め
豚肉を入れ、火が通ったらざくざくに切ったトマト(皮が気になる方は、むいてください)を入れます。味付けは塩コショウのみです。
トマトから水分が出て少しトロっとしてきたらすぐ火を止めて下さい。

実はこのお料理、作る度にお味が全然違う不思議なお料理なんです!
トマトのお味が出来上がりを左右するのだと思います。完熟トマトで作るも良し、固めのトマトで作るも良し♪です。

今日は格別に美味しいですね!なんででしょうか!?
と、御宗家とワイワイお話ししながら頂いたお料理です。夏場はホントに良く作りました。

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いつも踊ってます。お福です。

暑いですね(。>д<)
急に気温が上がり身体がついていけません。食欲も減退です。

先日、新玉ねぎをたくさん頂戴しましたので、あっさりと今日はこれです!
『オニオンスライス』
ご存知、調理はスライスオンリーです(*´ω`*)

私の師匠、飛鳥流宗家 飛鳥峯王先生がオニオンスライスがお好きで、夏場のお夕飯に良く作りました。
新玉ねぎは甘味も強く、大好きな旭ポンズと一緒に頂くととっても爽やかです。
生の玉ねぎ苦手でしたが、最近の夏は暑さが厳しいので、これからの季節、良く作ると思います。
頂く度に師匠の事を想います。

飛鳥流で1番、師匠を想える弟子でいたいと切に願っています。

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日本舞踊 踊らせて頂いております。飛鳥お福です(*^^*)
本日は、内弟子ごはんシリーズ vol.3 です♪
内弟子の時の思い出と共に、懐かしのお味を少しずつ綴っております。

今日は朝から良いお天気。
待ちに待った連休がスタートした方もいらっしゃると思います。
お暑うございます。
珈琲のグラスに氷を落とそうと思い、冷凍庫を覗くと,,,
冷凍うどんが、引き出しのはじっこに並んで直立していました♪久々にアレを作ろっかなぁ(*^-^*)

師匠のお宅の『焼きうどん』は、ケチャップ味でした。
作り方は、スパゲッティーナポリタンを、おうどんに変えただけのシンプルなものです。
玉ねぎ、ピーマン、ウインナー、ケチャップの相性は鉄板の美味しさです。
モチモチとしたおうどんの食感はクセになります。
冷凍うどんではなく、袋入りのおうどんで作ると、柔らかい食感でこれもまた美味しいですよ。

久しぶりに作りました。ナポリタンおうどん(*´ω`*)
これから夏に向けて、トマトの赤い色は目にも鮮やかで元気をもらえそうですね!

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日本舞踊、踊らせて頂いております。
飛鳥お福です(*^^*)
最近は、現代の曲で踊らせて頂くお仕事が多いです。
古典とは違う表現や、リズム感。これもまた非常に楽しいです。


春ですね。
今年は桜の開花も早く、あっという間に夏を感じそうな気候です。

先日、出稽古へ行かせて頂きます際、あまりの暑さに単のお着物にさせて頂きました。
道中てくてくと歩き、お稽古場に着いた時には汗が流れ落ちるほどでした。
かと思えば、朝晩冷え込む日もあります。
なんだか身体が気候に付いていけないなぁ,,,と感じております。

さて、若竹煮。
ご存知、今が旬の筍とワカメの煮物です。
私は、このお料理、大人の食べ物という印象です。
と言いますのも、飛鳥流 宗家飛鳥峯王のもとへ弟子入りし、内弟子になりましたのが18歳の時です。
3月の入門でしたので、翌4月にはこの若竹煮をお食事の時に頂いた記憶がございます。
木の芽の香りが18歳の私には少々くせがあり、大人~!と、強烈に感じました。
ワカメと筍の煮物は、実家の食卓にも出ていましたし、恐らく給食でも出ていたのではないかな?と思いますが、いずれもNO木の芽です。
やはり木の芽のアクセントは凄いです。
見た目にも華やかで全体のお味を引き締めてくれます。

内弟子になり、御宗家の奥様の、二代目家元 飛鳥珠王先生に色々なお料理を教わりました。
高校を卒業したての18歳の小娘が、別のご家庭の味を一から覚え、毎日のお昼ご飯とお夕食を任されました。
その当時、お稽古場の近くには商店街の続きで小さな市場がありました。
市場でのお買い物はとても楽しく、関東とは違う食材、お料理が並び、とてもエキサイティングなひとときでした。
そのお話はまた別の機会に(*^^*)

最後に、先日私が作りましたこの若竹煮のお写真ですが,,,
NO木の芽スタイルです(^-^ゞ

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大阪で20年間、日本舞踊アカデミーASUKAという日本舞踊の舞踊団で、活動させて頂いておりました。最近、関東での活動も開始致しました。
日本舞踊を踊らせて頂いております。飛鳥お福と申します。

段々と冷え込んで参りました。日々、寒暖差が激しくなっております。
こんな夜は、温かい『おでん』で、心身ともに温まりたいですね。
さて、この『おでん』大阪では、関東煮(広く親しまれている読み方は→かんとだき)と言います。
私は、7歳から、生まれ育ちました千葉県で、日本舞踊を始めましたが、その後、18歳の時に、御縁を頂戴致しまして、大阪の日本舞踊飛鳥流に入門。宗家 飛鳥峯王に師事。同時に内弟子として修行を始めさせて頂きました。

内弟子と言いますのは、一般的には師匠のお宅に、住み込みや、通いなどで、師匠と生活を共にさせて頂きながら芸を覚え、勉強させて頂くスタイルです。
私が内弟子になり、初めて自分1人で作ったごはんが、この『おでん ~関東煮 かんとだき~』です。
その日は、いつも一緒にお食事を作っていた先輩が、日本舞踊の舞台のお仕事で出掛けてらっしゃいましたので、何か1人でも作れる物,,,と、大分悩み『おでん』に決めました。
高校を出たばかりで、お料理なんてあまりしたことのなかった私が、初めて一から作るので、それはそれは時間がかかったことを覚えております。

師匠のお家のおでんは、少し濃い目のお味です。
大阪らしく、牛スジをたっぷりと入れ煮込みます。
後でお聞きしましたが、煮込んでる間、お鍋の前から私が席を外す度に、先輩方や先生方が、こっそり味見をして下さっていたそうです。

関東では、あまり牛スジはポピュラーではありませんので、おでんに入れる事はありませんが、寒さが増してきますと、あの懐かしの『牛スジ入りかんとだき』たまに食べたくなります。

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