飛鳥 お福 ブログ

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いつも踊ってます♪
日本舞踊家の飛鳥お福です。

少しずつ気温が上がってきましたね。
日中は半袖でも大丈夫なくらいです。
実は、お着物は夏暑く冬寒いんです(*^^*)
今は5月ですので、袷(あわせ→裏地のあるお着物)の季節ですが、最近の気温が25℃越えての袷のお着物は汗だくですので、単衣(ひとえ→裏地の無いお着物)を着用する方が楽ですよね。
単衣でも、補正の為に中に下着を着たりタオルを巻いたりしますので気温が高いと暑いですね。

真冬は、首と、袖口がスースーするので腕が寒いです。
冬のお稽古は所作台(しょさだい→歌舞伎や日本舞踊などで足拍子が良く聞こえるように作られた台)も、ひやーっと冷たくて、身体が暖まるまで足元からしんしんと冷えてきます。
暖まるまでよくレッグウォーマーしてお稽古しました。

さてさて。
お家でもいつもお着物ですか?という質問ですが、これはホントに良く聞かれます。
まぁ…時代は令和です(*^^*)
私は別にお着物が特別好きなわけではないので、普段はお洋服です。動きやすいし楽ですから♪
現代の生活では、やはりお洋服が好きですよ。

でも…でもね… 
「はい♪」とお答えする事も実はあります。「普段はお洋服です。」とお答えすると、「えぇっ!」とビックリなさる方が意外と多くいらっしゃいますので。
イメージなのでしょうね。ふふふ。

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いつも踊っています♪
日本舞踊家の飛鳥お福です(*^^*)

大分と前ですが…
TVを観ていたら、芸人さんでしたかどなたかが「本名なんてとうの昔に置いてきたわ!!」と叫んでいたのがすごく印象的で。
私も、本名の自分と芸名の自分が共存しているので、そうそう!と妙に納得する部分もあったりして。

一般的に日本舞踊の世界では、お稽古をある程度続けていきますと、名取試験というのを受ける事ができます。
それぞれの御流儀によりますが、お師匠さんからお声がけして頂き、試験を受ける資格を頂けると思います。
名取試験に合格しますと、御流儀の御名前を許され、御名取さんとしての舞踊人生が始まります。
それと同時にどなたかに教えても良いですよという資格や、お教室を開く資格を頂けたりします。
この資格は、御流儀によって全く違いますので、あくまでも一般的な流れのお話とご理解下さいませ。
この御名前が名取名というもので、いわゆる芸名です。
飛鳥流ですと、飛鳥までは皆同じで、飛鳥の下の御名前をそれぞれ名乗らせて頂きます。

私は、飛鳥お福としての人生を20年生きてきたのですが、ごく稀に、飛鳥お福の名前しか知らない方に、どうしても本名をお教えしないとならない時があって…その時はね、もうものすごく恥ずかしいんです。
なんでしょう、素の自分を見せるみたいで。←基本考えすぎ(*^^*)

『飛鳥お福』という名前。この『お福』という名前は日本舞踊の世界でもすごく変わっていて、激レア中の激レア名だと思っております。だって『お福』ですよ!
もちろん本名と全く関係ない名前ですが、名取名を本名と同じ御名前にする方もいらっしゃいます。
私の場合は、どちらかというと本名も変わっていて、一般的によく聞く名前ではないので…。
だから、なんとなく余計に本名を知られたくない思いが強いのです(*^-^)
でも未だにお会いすると、ほぼ本名で呼んで下さる先輩がいて。
その時は、自分が1番年下だった時代に一瞬だけ戻ります。

芸名の多い世界におりますので、お互いに本名を知らない方が結構いらっしゃいます。
でも今の時代、ネットやSNSの中での御名前しか知らない方もいらっしゃいますので。皆さま何かしらのもう一人の私が存在していらっしゃると思います。
本名の私と芸名の私で、私自身何かを変えているわけでもありませんが、どっちの私も私で…それぞれの立場の私をこれからも大切にして行ければなと思っております。
ちなみに、プライベートで知り合う方には逆に、飛鳥お福の事はよっぽどじゃないと、自分からはあまり話さないですね。日本舞踊してますって、自分からは滅多に話さないです(*^^*)

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日本舞踊 踊らせて頂いております。
飛鳥お福です(*^^*)

タイトルを見て
おぉ!っと思ったそこのあなた。
観てますね(*^^*)

大河ドラマ『いだてん』で、金栗四三さんと、美しい川で美川さんが、上京するときに羽織っていたあの、赤い毛布。
赤いブランケット→赤ゲットと言うそうです。
田舎者や、おのぼりさんという意味でも使われるそうです。
今は、Google先生がすぐ教えて下さるので、非常に勉強になります。

さて、この赤ゲット
上方のお座敷唄に『赤ゲット五段返し』という作品がございます。
明治の風俗を面白可笑しく歌います。

♪洋行はやりもの
権兵衛も太郎兵衛も発ってゆく
支度は唐物屋で その身は茶々滅茶苦茶♪

ハチャメチャな格好で、船で洋行するおのぼりさんの唄というところでしょうか。
私も何度か舞台で踊らせて頂きました。
初めて踊らせて頂いたのは、今から15年ほど前なので、今ほど瞬時に検索はできず
はて、赤ゲットとは?,,,という具合でした。

●越後獅子(赤ゲット五段返し)
●赤ゲット五段返し
●赤ゲット
と、色々と唄のタイトルの表記があるようですが、華やかでテンポの良いお歌です

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日本舞踊踊らせて頂いてます、飛鳥お福と申します。
今日は歌舞伎の隈取りのお話です。

長い夏休み終わりましたね!
小学6年生の夏休みの自由研究お手伝いです(*^^*)

歌舞伎の隈取りを布や紙に取る『押し隈』のできるまで

この隈取りは、血気盛んな若者に多く描かれ、隈取りの中ではアッサリとして色気のある隈だと思います。
「むきみ隈」や、「むきみ」と呼ばれ、『連獅子』、『曽我五郎』、『助六』などの代表的な隈取りです

顔全体に鬢付け油を塗るところからスタート!
硬い油で眉毛を消し
顔全体に白い、しゃべという白粉を溶いた物を塗り、スポンジではたきます
隈を描いて
出来上がった顔を、布に取ります

この隈取りの描き方は、昔教えて頂きましたが、普段は、自分では女性の顔しか描かないので新鮮です♪

出来上がった物は額に入れて学校へ持って行かれたそうです(*^^*)
良い思い出になったかな?

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毎年12月13日は、『事始め』と言いまして、お正月の準備を始める日です。
この日は、芸事の世界では、お正月をお迎え致します。師匠のもとへ、旧年の御礼を申しまして、『明けましておめでとうございます』と、新年のご挨拶をさせて頂きます。
雛壇に飾られたたくさんの御鏡餅。
毎年、私も御鏡餅をお供えさせて頂きます。

御宗家の字で書かれた自分の名前を見ると、毎年気持ちが引き締まり、今年の抱負を決意致します。

本年も私らしく踊らせて頂けます様に。

お福

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皆さんの中の、日本舞踊のイメージって何でしょうか?
最近、お会いする方に、こそっと日本舞踊のイメージを聞いて回ってる飛鳥お福です(*^^*)

答えは皆様色々ですが,,,ほんの少しだけご紹介致します。

『しゃなりしゃなり』
静かにそ~っと、おしとやかなイメージですね。意外と激しい曲や踊りもあるんですよ。
『公民館などで、おばあちゃま達が集まって踊っていらっしゃる』
グループレッスン楽しそうですね。皆さんと心を合わせて踊るのも良いですね。心身ともに豊かな時間を過ごせたら素敵ですよね。
『大和撫子』
わぁ!これは嬉しいイメージですね。
『お着物が苦しそう』
大きなお衣装を付けるときは、厚さも重さもありますから、観ている方もそう感じるのでしょうか。お稽古着でも普段から着なれない方はそう感じるかもしれませんね。
『裾さばきや、所作が難しそう』
裾引き(裾の長いお着物)は慣れるまで少し難しいかもしれませんが、お稽古の中で、立ち座りに始まり色々な所作は自然と身に付いて行くので大丈夫でしょうね。
『和』
これぞ、世界に誇る華やかな日本文化でしょうか。


そして、実はお返事で1番多いのはこちら

『観たこと無いのでわかりません』

確かに現代の日常生活に密接している分野ではありませんので、イメージがわかない方も多いと思います。
でも、わからないという方のご意見は、とっても貴重だと思いますので、ちょっと踏み込んで、その漠然としたイメージを聞かせて頂いております。
ほんの少~しだけですが、ご紹介させて頂きました最近お聞きした皆様のイメージ。

古典の演目の日本舞踊や、他のジャンルの曲で踊る日本舞踊、お衣装や雰囲気など、皆様の中に様々なイメージがあると思います。
色々なご意見を頂戴して、私も新たな発見をしたり、楽しませて頂いたり、たくさん励まして頂いております。

さて、私の勝手な日本舞踊に対するイメージはと言いますと,,,一言で表すとしたら,,,

『カッコいい!!』 です(*^^*)

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