飛鳥 お福 ブログ

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大阪で20年間、日本舞踊アカデミーASUKAという日本舞踊の舞踊団で、活動させて頂いておりました。最近、関東での活動も開始致しました。
日本舞踊を踊らせて頂いております。飛鳥お福と申します。

段々と冷え込んで参りました。日々、寒暖差が激しくなっております。
こんな夜は、温かい『おでん』で、心身ともに温まりたいですね。
さて、この『おでん』大阪では、関東煮(広く親しまれている読み方は→かんとだき)と言います。
私は、7歳から、生まれ育ちました千葉県で、日本舞踊を始めましたが、その後、18歳の時に、御縁を頂戴致しまして、大阪の日本舞踊飛鳥流に入門。宗家 飛鳥峯王に師事。同時に内弟子として修行を始めさせて頂きました。

内弟子と言いますのは、一般的には師匠のお宅に、住み込みや、通いなどで、師匠と生活を共にさせて頂きながら芸を覚え、勉強させて頂くスタイルです。
私が内弟子になり、初めて自分1人で作ったごはんが、この『おでん ~関東煮 かんとだき~』です。
その日は、いつも一緒にお食事を作っていた先輩が、日本舞踊の舞台のお仕事で出掛けてらっしゃいましたので、何か1人でも作れる物,,,と、大分悩み『おでん』に決めました。
高校を出たばかりで、お料理なんてあまりしたことのなかった私が、初めて一から作るので、それはそれは時間がかかったことを覚えております。

師匠のお家のおでんは、少し濃い目のお味です。
大阪らしく、牛スジをたっぷりと入れ煮込みます。
後でお聞きしましたが、煮込んでる間、お鍋の前から私が席を外す度に、先輩方や先生方が、こっそり味見をして下さっていたそうです。

関東では、あまり牛スジはポピュラーではありませんので、おでんに入れる事はありませんが、寒さが増してきますと、あの懐かしの『牛スジ入りかんとだき』たまに食べたくなります。

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