飛鳥 お福 ブログ

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いつも踊ってます♪
日本舞踊家の飛鳥お福です。

たまにですが「怖い夢」を見て、ハッと飛び起きることありますよね。
今朝はそんな朝でした(^-^ゞ

私の場合はたいてい
⚫振りを覚えていないのに、舞台袖で先輩から「行くよ!」と言われ舞台へ出ていく
⚫一人だけ衣装に着替えていないのに舞台の幕が上がる→焦って1人舞台袖で着替える
⚫幕が開いたら全然知らない音が流れてくる

こんな具合に、とにかく焦らされる夢です。
ハラハラして、苦しんで目が覚めます。
出トチったり、初見で見よう見まねで舞台で踊る夢が多いです。

目が覚めて、夢で良かったぁ~!!と思い、その度にこんな失敗はしないようにと戒めておりますm(__)m

舞台あるあるですね。
今夜は穏やかな良い「夢」見れますように。

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いつも踊っています♪ 日本舞踊家の飛鳥お福です。
お福さんとか、お福ちゃんとか呼ばれています。そのまんま(*^^*)

今日は髪の毛のお話です♪
昔からショートカットが好きで、美容院へ行くと止めどなく短くしてしまうので、お付き合いの長い美容師さんは、上手にストップをかけてくれます。
ベリーショートの金髪(綺麗な色の金)は、見るのもするのもホントに好きです。

私は幼い頃から、割りと自分の黒髪に違和感があったので、高校生の時だったと思いますが、長期の休み中に初めて髪の色を明るくし、鏡を見た時に非常にしっくり行ったのを覚えています。
あぁ!これこれ!これぞ私。という感じに思えました。

かつらをかぶらない舞台の時は、自分の髪の毛をセットして出演します。そのため、基本的には髪を伸ばして黒色をキープするのですが、20代の頃、ずっと黒髪でいる事が辛く、長髪にパーマをかけてレッドパープルのカラーを入れたり、ショートにして薄い金色にしたり、ブルーブラックのショートにしたり,,,色々やっておりました。

私がカラーを入れる度に、師匠の飛鳥流宗家 飛鳥峯王先生は、「わぁ~!あんたキレイな色に染めてきたねぇ。」と毎回誉めて下さいました。
「もっと色んな色入れておいで。」と、温かく見守って下さいました。
日本舞踊のお師匠さんでそういう事をおっしゃって下さる方は少ないように思いますが、御宗家は綺麗な物や美しい物に感動する心を大変大切にされておりますので、その様におっしゃって下さったのだと思います。

でも、やはりショートやカラーを入れていると、かつらをかぶらない舞台の時は大変です。
まず短い髪の毛を大量のピンでまとめて、一時的に黒くするスプレーを頭にふります。
そこに付け毛を付けて、大和撫子ですよ風にセットします(*^^*)
当時は良く先輩に手伝って頂き、スプレーをふって頂きました。

今でも基本的には短めの明るい色が好きです。
最近はショートボブで、左サイド刈り上げ、アッシュベースにピンクを入れてます。
ピンクはやはり可愛いお色です。

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いつも踊ってます♪日本舞踊家の飛鳥お福です。

今年の4月に亡くなられた、内弟子の大先輩、飛鳥峯治さんのお話です。

ホントに根っからの大阪人!お茶目で明るい峯治さんがこの世にいらっしゃないなんて、いまだに信じられないです。
峯治さんのお話は尽きないと思います(*^^*)

私が千葉から大阪へ行って間もない頃、言葉の違いが難しくて色々と皆さんに教えて頂きました。
揚げ玉は、関西では天かすと言う。とか、
関東で言うたぬきうどんは、関西ではハイカラうどんと言う。とか、
突き当たりの事を、どんつきと言う。とか、
物もらいは、めばちことか,,,

私が関西とは違う言葉を発する度に峯治さんは、『え!?そんな風に言うんかいな!これだからヒガシの子は~!』とか、『あんたヒガシの子やなぁ~!』など、良く言われたものです(笑)
ヒガシの子と言えば私。
きっとそのフレーズ、かなり気に入られてたのでしょう。
今思えば、峯治さん、それ言いたいだけですやん!という感じです(笑)

大阪へ行ったばかりの頃、御宗家のお弟子さんの中で、最年長の方の大阪弁が全くわからなくて会話にならなかったのを覚えています。
その方は今ではあまり日常使われない、「~でっしゃろ」「~してるさかいに」という話し方でしたので、始めはホントにわからなくて、たじろいでしまいました。
今は大丈夫ですよ。
人生の半分は大阪にいたので、大阪の時代物のお芝居も色々と出演させて頂きまして、イントネーションも、その都度勉強させて頂きました。

2016年に、私はヒガシに帰って参りました。
峯治さん、口には出さなくても活動の場所を変えた私の事を色々と心配して下さっていたと思います。最後までご心配おかけしたなと不甲斐ない妹弟子です。

合掌

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いつも踊ってます♪日本舞踊家の飛鳥お福です。

朝晩だいぶ涼しくなって参りました。
体調を崩しやすい時期ですね。
昼間、風は冷たいのに、10月の日差しはまだまだ暑く、刺す様な紫外線を感じます。
気温の下がる夕方から、お鍋でコトコト煮込む温かい料理、ご紹介致します。

今日の内弟子ごはんは『チキンのトマト煮』です。
※内弟子ごはんとは?
お福が、内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理をご紹介致します。

御宗家の食卓は、トマトを使ったお料理が多かった様に思います。
内弟子の時は、お昼ごはんとお夕飯を私が作っておりましたが、お稽古や舞台のお仕事の合間に作れる簡単で美味しいお料理が重宝致しました。
新聞のお料理欄や、お料理番組を参考にさせて頂いたこともあります。

《作り方》
●お鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて香りを出す。
●一口大の鶏もも肉を入れて炒める。
●細かく切った玉ねぎとピーマンを入れて炒める。
●トマトの水煮缶とお水少し、コンソメの素を入れて煮込む。
●水分が少し減るまで煮込んだら、隠し味に中華スープの素を入れる。私はウェイパー入れます。

ほぼほぼほったらかしで煮込めば良いので楽です。
多目に作って、次の日はパスタと絡めても美味しいですし、白いご飯にのせても美味しいです!
これはホントにおすすめな、お鍋料理です。

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いつも踊ってます。
日本舞踊家の飛鳥お福です。

今年の4月、ご逝去された大先輩の飛鳥峯治さんを偲び、峯治さんとの思い出をいくつか綴らせて頂きたいと思います。

始めに、峯治さんの事をブログに書かせて頂く事を、快く許可して下さいました奥様の飛鳥妙さんに感謝申し上げます。

峯治さんは、朗らかでとっても楽しい方でしたので、いつもの私らしく明るく思い出を振り返りたいと思います。

飛鳥峯治さんを一言で表すなら
「真面目一徹」
この一言に尽きるのではないでしょうか(*^^*)
一つ一つの御舞台に全力で取り組む先輩の背中を見て、私はたくさんの事を学ばさせて頂きました。
手を抜くという事を絶対にしない先輩でした。
妥協する、この位で良いかという考えは皆無です。
プロとして当然の事ですが、例えキャパ50であっても5000でも、全く同じ情熱で御舞台にのぞまれます。

高校卒業して2日後に、単身大阪へ行き内弟子になり、右も左もわからない私に、踊りの事はもちろん、プロフェッショナルとしての舞台に対する姿勢、お化粧、お衣装、お料理など、本当に色々な事を教えて下さいました。
内弟子になってすぐ私の踊りを見て頂き、こんなにクセのない素直な踊りを踊る子はいないと、大変に誉めて頂いて、とってもとっても嬉しかったのを覚えております。
お稽古の後も、教えたら必ず次までに直して覚えてくるから自分すごいなぁ~。と、よく誉めて励まして頂きました。

真面目一徹、舞台のお仕事、お稽古にはとても厳しい先輩でしたが、根っからの大阪人!
ギャグばかり言って皆を笑わせてくれる優しい先輩でした。
いつぞやは事務所で、前田のクラッカーの話になり、その日から峯治さんの口から「あたり前田のクラッカー!」という言葉、何百回出たかわかりません(笑)
峯治さんのギャグを全て拾い、キャッキャッと笑う私!
奥様の飛鳥妙さんに、「いちいち笑ってくれるのお福さんだけやわ。いつもありがとう。」と、おっしゃって頂いたのも懐かしい楽しい楽しい思い出です。

ショッピングモールで前田のクラッカーを見かけ、そろそろ気持ちを切り替えて峯治さんの事、書かせて頂こうと思えました。

峯治さん!思ひ出の前田のクラッカーですよ!
覚えていますか?(*^^*)

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日本舞踊踊らせて頂いております。
飛鳥お福です(*^-^*)

少しずつ寒くなって参りました。
秋から冬にかけての季節の移り変わり
寂しい雰囲気が大好きです。
そろそろ皆様も冬支度を始める頃ですね。


今回は、着付け教室のお話です。

お着物を普段から自分で着たい!と、情熱を持ったご婦人が昨年の5月から着付けを習いにいらしてます。
幼い頃、お母様が日頃からお着物を着られていたそうで、着替えているお姿をずっと眺めるのが毎日の楽しみだったとのこと。
在りし日のお母様の着物姿が、ずっと目に焼き付いていて、それを思い出す事が至福のひとときだそうです。

紐を締める手や、襟を合わせる手など、瞼に焼き付いた所作の数々は、自然と出来るもので、別段お教えしなくとも、母がこの様にやっていたので,,,と、スムーズにこなしていらっしゃいます。
きっちりと着るよりも、普段着の様な感覚で着たいとの事でしたので、基本的な事はポイントを押さえて練習させて頂いて、慣れてきたらご自分の楽な様に着て頂きたいと思っております。

この生徒さんは、ご自宅へ出稽古させて頂いてますので、向かう道中、近くの大きな公園で季節の移り変わりを感じ、風を感じ毎回ウキウキとしながら通わせて頂いてます。
お稽古終わりにはいつも楽しいお喋りタイム。
私とは20歳以上歳の離れている方なので、人生の大先輩から教わるお話は本当に勉強になります。
お洒落でスタイルも良くて!ステキなキャリアウーマン。
自力した女性はいくつになっても格好良くて、ホントに素敵です。

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いつも踊ってます♪日本舞踊家の飛鳥お福です。

街は、ハロウィンのディスプレイで可愛らしくなってきましたね♪
ハロウィンからクリスマスまでの時期は、毎年ワクワク。無性にディズニーランドに行きたくなります(*^^*)

そろそろ温かいお料理が恋しい季節。
今日の内弟子ごはんは『すき煮』です。

※内弟子ごはんとは?
お福が、内弟子の時に良く作ったり、思い出の深いお料理を紹介致します。

すき煮は、2代目家元の珠王先生との思い出があります(*^^*)
19歳の時、大阪ドームでのイベントに私だけ出演させて頂く事になりました。
その日は、夜からの練習のため、夕方までにお夕飯のすき煮を作り、先に1人で頂く事になりました。
急いでお夕飯を作り、自分の分を目についたお皿にささっとよそって食卓に並べました。
そこへ様子を見にいらした珠王先生から、
「1人で頂く時も、ちゃんと綺麗な器によそって頂きなさいや。」と、おっしゃって頂き、私の大好きな薄紫色の器に盛り付け直して下さいました。
そして、お鍋の中に玉子を落として、半熟玉子を作って下さり、お皿に添えて下さいました。
珠王先生の温かいお心に触れ、トロトロの半熟玉子がとっても美味しくて、嬉しかったのを覚えています。

御宗家も珠王先生も、常々、心の豊かな芸術家にと、おっしゃって下さり、色々と教えて頂きました。
とにかく、感動!感動!!感動!!!どんなことにも美しいと感じ、感動する心が大切という事を教わりました。

大阪ドームのイベントは、私の人生においても、大きな誓いをさせて頂いたイベントでした。
あの日、会場で誓った事は今でもハッキリと覚えていますし、1日たりとも忘れたことはありません。
ここに書く事はできませんが、その誓いが私を支えてくれて、今日まで踊らせて頂けているのだと思います。

今日も、すき煮に半熟玉子を添えて。
あの日の珠王先生の優しさを思い出しながら頂きました♪

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